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地獄のホームレス体験記。


おはようございます。

`用賀の電波少年`
こと 額賀一です。

さて今回は
新宿でホームレスを
してきました。

厳しいルールを
自ら設けてみました。

・「金を持たない限り店に入れない」
これが最も恐ろしいルールだった。その理由は読んでいただければわかりまっせ!


沖縄のときは
相棒がいました。
今回は誰もいません。

ギターでお金を稼ぐ手もありました。
今回はありません。



飢え




孤独





寒さ


の勝負です。


春だからといってナメてました。
沖縄で野宿はあんなに寒いといっていたのに

つなぎ+ロンティー
というプルプルの格好でいきました。


新宿までとりあえず歩いていきました。


途中、
人目を気にしながら
自販機のお釣りに手を入れて探しながら歩きました。




が・・・・・一円も見つかりませんでした………


新宿につきました。


その日は夜に着いたので寒いです。

               やることなんてありません。



西口の小田急線の入り口で拾ったマガジンを椅子にボーっと座ってました。皆さ
ん忙しそうです。

いろんな人が通ります。
兄ちゃん、姉ちゃん、
おじさん、おばさん、
じじい、ばばあ、
ガキ、赤ん坊、
ギャル、ギャル男、
綺麗な姉ちゃん、OL
会社員、ヤクザ、
ヤンキー、女子高生
障害者、公務員、
大学生、外国人、
金持ち、ティッシュ配り




そしてホームレス。


           やることなんてありません。


ただひたすら

人の流れを
時間の流れる限りみていました。


誰も僕になんて
話しかけません。


上から見下ろして
またすぐ前を見ます。



お腹が減りました。


お金はありません。


困りました。


自販機のお釣りを探すことにしました。




新宿中の自販機を探すとやっと見つけました。



          100円玉。








     コンビニにやっと入れます。



コンビニで
腹持ちが良さそうな
百円で買えるスナックを買いました。






食べ終わりました。




         やることなんてありません。



また

人の流れを見ます。




      深夜になりました。



寒いです……




電光掲示板は5℃を指しています。




仕方がない。

ダンボールを探そう。




ドン・キホーテの前にダンボールが捨ててあったので二枚ほどパクッて

中央公園にいき
簡易風避けをつくりました。

その日はなんとか寝ました。


あくる日・・・・・

最悪です…


雨です。

土砂降りです。



体感の気温はさらに
下がりました。


その夜は寒くて眠れませんでした。



早くも恐ろしい絶望が僕を襲い始めました。




次の日。



やることなんてありません。



また人の流れを見ます。


ただひたすら………











人の流れを見ています。





収穫0円。




孤独が僕を襲いはじめました。



空腹も寒さも

そして闇も
僕を包んでいきます。


    やることなんてありません。




来る日も来る日も
ひたすら人の流れを見ます。




怖ろしい絶望が
僕に襲かかってきます。



   やることなんてありません。



ホームレス………


希望が

見えない。






これが希望の無い人生だったのです。

恐ろしい・・・・・


僕の中で新たに加わった恐ろしいモノです。

「やることがない」ということがこんなにも恐怖になりとは思いませんでした。



人は何万人と僕の前を通るのに、自分のことなんて認めてくれない。
自分の存在が否定されてる気分に陥ります。

一般の生活をしていたものが突然こういう世界に入るとこうなるのです。

僕はなんて普段人に助けられて生きているのでしょうか。
みなさんに感謝したいと思います。感謝。

本当はもう少し長くやりたかったんですが
時間的に仕方ありません。
短い間ですが
素晴らしく地獄な経験になりました。


地獄なので二度とやりませんがやってやった感は相当大きいと思います。


みなさんもいかがですか?

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by agakun1 | 2006-03-30 10:17 | 額賀一は彷徨い続ける。
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